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聞かれるのは恥ずかしい!寝言をなおす方法が知りたい

寝言が増えたら要注意

最近寝言が多いよ〜何か悩み事があるの?と一緒に寝ているパートナーから言われてショック。そんな自分ではほとんど記憶の無い寝言に悩まされていませんか? また、パートナーの寝言がうるさすぎて最近よく眠れない、正直一緒に寝るのは避けたいと悩んでいる方もおられると思います。 普段から寝言を言いやすい人というのはいます。これは必ずしも体に異常をきたしているわけではありません。 小さい時は半数以上のお子様は夢を見ているのと同時にむにゃむにゃと寝言を言い、大きくなるにつれて回数が減り、ある程度の年齢になると寝言は無くなります。 小さい子供時代の睡眠というのは大人よりもレム睡眠の割合が多いことによるためと言われています。 大人になってもレム睡眠の割合が多い方も多く、眠りの浅く、夢を見やすい時に寝言を口にする場合は特に問題はありません。 しかし、今まで寝言などほとんど言わなかったのにパートナーに言われて寝言が増えているのを知ったという場合や、それと共に自覚症状として眠った気がしない、寝ても疲れが取れないといった症状がある場合は、要注意。 眠りが浅く睡眠の質がさがっており、睡眠に何かしら悪影響をあたえている原因がある可能性があります。 さらにその他に寝言の言葉がムニャムニャと何を言っているのかわからない程度の寝言だったのに、言葉がはっきりとしてきたという場合や夢と現実の区別がつかなくなり、隣のパートナーを殴ってしまうといった行動や寝言だけではなく、叫び声などを上げるといった激しい症状が出た場合は脳や心に大きな病気を持っている可能性があります。 どんな寝言でも、自分が寝言を発するとなると、内容を聞かれるのは恥ずかしいですし、とんでもない行動などが出た場合を想像すると友人との旅行など誘われても考えてしまいますよね。今回はそんな寝言の原因やなおすための方法についてお話していきましょう。

寝言の考えられる原因とは

自然現象

多かれ少なかれ眠りの浅い時に生じる寝言は自然現象であり、何の問題もありません。 本人も寝不足などを感じることも無く、体調も良ければ心配する必要はないでしょう。

不規則な生活や暑さによる睡眠不足によるもの

不規則な生活が続き、睡眠不足が続くと疲労がたまり、睡眠も浅いため、寝言が増える場合があります。また暑さのため寝苦しいといった場合も睡眠が浅くなり、寝言の原因となります。

心身のストレスが原因によるもの

急な環境の変化や人間関係のトラブル、仕事や勉強などが思ったようにいかない、育児や家事・介護などで心身共に不調が生じ、ストレスが溜まると交感神経が活性化し、緊張状態が続いてしまうため、寝言が多くなる場合があります。また風邪などで寝込むときなどもうなされて寝言を言う場合がありますが、これも身体的なストレスが原因です。

病気が原因による寝言

睡眠時無呼吸症候群による寝言

最近中高年の方に多く、様々な病気の要因となる怖い症状が睡眠時無呼吸症候群です。 睡眠中に呼吸が何度も途中で止まり、熟睡できない病気。 眠りが浅いため、大きないびきをかく方もいれば、寝言を言う方もいます。 肥満やアルコールを大量に飲む方、あごが小さい方、舌が大きい方などが多いのが特徴です。 睡眠時無呼吸症候群はいびきや寝言、途中で呼吸が止まるといった症状で周囲に心配や精神的負担を掛けるだけでなく、睡眠不足や高血圧・心筋梗塞、心不全や狭心症などのリスクを高めるため、早目の治療が必要となります。

ナルコレプシーによる寝言

日中にも関わらず突然の睡魔が襲い、寝てはいけないようなところでも平気で寝てしまうといった睡眠発作や、倦怠感、現実と区別がつかない夢を見て寝言を言う、手足が常に重たい、夜に良く眠れない、眠りが浅く、寝言で目覚めるなどの症状がある場合、ナルコレプシーという過眠症と言われる病気の疑いがあります。 うつ病に伴うナルコレプシーである場合もあります。居眠りが多く、体調が思わしくない場合は早めに睡眠障害の専門医に診てもらいましょう。

レム睡眠行動障害によるもの

レム睡眠行動障害というのは自分だけではなく、相手にも迷惑が掛かってしまう可能性のある深刻な病気です。中高年・初老期に多いと言われていますが20代・30代の方も増えていると言われています。比較的50代以降の男性に多く見られる症状で、夢と現実の区別がつかず、蹴ったり、大声を上げたり、隣に寝ている相手に襲い掛かる場合もあります。 また、物を壊してしまうといった行動も見られます。 激しいストレスや急性薬物中毒、肝炎、脳気質疾患、認知症など様々な原因が考えられます。 寝言だけでは済まなく、危険な状況となる場合があるので、寝言がひどく、それと共に動きも激しい場合は出来るだけ早めに。病院に行き、診察を受けましょう。

認知症による寝言

アルツハイマー型認知症の次に多い認知症がレビー小体型認知症です。 先ほどご紹介した年齢が進むにつれて寝言が激しくなり、時には大声を上げる、寝言で怒鳴る、手足を振り回すといった夢であった出来事を行動かするレム睡眠行動障害が約6割の方に見られます。 その他に嗅覚異常やパーキンソン症状と言って筋肉がかたくなる・手足が震えるといった症状があらわれる場合があります。 レム睡眠行動障害の方がもっと詳しく調べてみたら認知症であるという可能性もあります。

寝言をなおす方法は

規則正しい生活を意識する

寝言をなおすためにはまず、体内時計を正常にすることが大切です。体内時計が正常になると朝・昼・夜のメリハリがつき、寝つきが良くなります。 朝は朝の光を浴びる事。3食バランスの取れた食事、適度な運動を心掛けましょう。

睡眠の質を高める

寝言をなおすためには睡眠の質を高めることがベストな方法。 病気が原因でない場合、ぐっすりと眠ることが出来れば、自然と寝言の量も減っていきます。 睡眠の質を高めるためには規則正しい生活のほか、好きなスポーツや趣味をたのしみ、ストレスをこまめに発散する、寝室を快適な空間にする、リラックス効果を高めるため好きな音楽を聴く、アロマテラピーやリンパマッサージ、リラックス効果の高いハーブティを飲むなどがおすすめです。 胃に負担を掛けないため寝る前にはお腹いっぱい食べすぎないこと。 消化の良いものをバランスよく、よく噛んで食べるようにしましょう。 食事は寝る3時間前が理想的。 そして2時間前にゆっくりと入浴し、身体をあたため、心身共にリラックスしましょう。 寝る1時間前にはスマートフォンやパソコン、テレビなどブルーライトを浴びることは避ける事。 少しずつ寝る前にいつも通りのパターンでゆったりと眠りにつく単調さを作ることが快適な睡眠を誘います。 パジャマに着替え、寝室に入ったらできるだけ照明は落とし、ゆったりとした時間を過ごしましょう。読書をする場合はドキドキするような本よりも単調で読みやすく、あまり頭を使わない内容のものが良いでしょう。脳のスイッチを入れない退屈な時間を過ごすうちにだんだんと眠くなってきます。 寝室は出来るだけ自分が快適な温度に設定するのもぐっすりと眠れるコツです。 睡眠時無呼吸症候群の可能性がある場合は出来るだけ仰向けに寝ないよう横向きで寝るようにしましょう。 睡眠の質を高めるためにはこのように食後から徐々に一日の脳の興奮を鎮めていき、入眠体制を整えるようにすることが大切。 寝言をなおすためには快適な睡眠のために規則正しいワンパターンで安心して眠れるモードで夜を過ごすように心がけましょう。

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